なんといってもアフターサービスや保証のカギを握っているのは販売店ですから!
「事故車じゃない?」「メーター巻き戻ししてない?」「すぐ故障しない?」とか心配ですよね?
中古車を買うときは信頼できる販売店から買う事が一番のコツです。
最近で実店舗以外にネット系の出現など中古車流通の変化によって、中古車購入先の選択肢が増えています。
これは良い事なのですが、一般のユーザーからすると迷いますね。
それぞれどんなメリット・デメリットがあるのか説明していきます。
《目次》気になるところから読む!
1:新車ディーラー

新車ディーラーはやっぱり安心ですよね!
保証もしっかりしているところが多く、アフターサービスも安心です。
自社で販売したクルマが多いのでユーザーの素性も把握しているでしょうし、整備状態も分かります。
また大手のメーカーが運営しているので、購入後に店が無くなって困るなんてことも無さそうです。
また全国のディーラー直営のサービス工場でメンテナンスサービスを受けられることも特徴です。
なので初心者の人や女性、クルマにあまり詳しくない人などにはお勧めです。
騙される可能性も少ないですね。
問題はやはりその分価格が高めなことです。
それと自社メーカーのクルマしか扱っていないことが多く、比較検討する事が難しいなどもデメリットとして挙げられます。
2:中古車販売店選び

中古車専門業者は色々なメーカーのクルマの中から選べるのがいいですね。長く営業しているところはそれなりに信頼を得ている筈ですからまあ安心していいと思います。
もちろん担当するスタッフが親身になって相談にのってくれるかどうかも大切です。
●お店の良しあしを見分けるポイントを簡単にいくつか挙げておきます。
1:「展示車の手入れが行き届いている」
これは基本ですね。掃除もされていないような店は全く信用できません。
2:「メールや電話の対応が親切」
これも接客の基本です。
長い付き合いになる買い物ですから気持ち良い対応が条件ですね。
3:「価格、走行距離、修復歴などの情報が明確」
フロントガラスに表示されているプライスボードには、価格の他に走行距離や修復歴の有無などが表示されています。
定期点検記録簿なども見せてもらいましょう。
4:「保証、アフターサービスが充実している」
新車と違い中古車は一台一台状態が異なります。
保証期間が長ければ長いほど安心ですね。もちろん店も程度の悪い車は保証を長くすることはできませんから保証の長い車は状態も良いということです。
また保証期間や内容についてはきちんと契約書に記入してもらいましょう。
口頭で「任せて下さい」などと曖昧な回答をする業者はNGです。
5:「自社の整備工場や提携工場がある」
自社で整備工場のある販売店は専門知識も豊富ですから、程度の悪いクルマは仕入れ無いものです。
6:「各種団体に加盟している」
例えば、JU(社団法人 日本中古自動車販売協会連合会)などが加盟している(社)自動車公正取引協議会(略称は公取協)は、公正取引協議会の下に活動し、新車や中古車販売に係るルールを決め、運用しています。
こうした団体に加盟している販売店は、プライスボードの表示方法なども細かい規定があります。
万一、加盟店で規約違反行為やトラブルがあった場合、各団体にはそれぞれに消費者相談窓口が設けられているので、相談を依頼する事もできます。
3中古車買取店から買う

ガリバーなどの買取業者は最近では自社で仕入れた車の販売にも力を入れています。
自社で仕入れた車なのでオークションなどの余分なコストを介さないため安く販売できるといいます。
ただ私はそこには疑問があります。なぜならガリバーは全国チェーン店で、全国的なテレビCMや、新聞雑誌等の広告など、一般の中古車屋に比べてかなりの宣伝費を掛けています。
当然、それは、価格に反映されるわけです。
またガリバーのホームページには全国多数のクルマが掲載されています。
ただ問題はカーセンサーなどと違って、第3者のチェックが無く、ガリバーに加盟する掲載店が独自に運営するホームページ情報の為、いい情報しか書かないという事も出来ます。
極端な話、ヤフオクのような側面も持ち合わせているということです。
ただ、掲載店の苦情などが、ガリバーの本部に入れば、イメージダウンにつながるので、そういう加盟店(広告主)は淘汰されていくとは思います。 実際、ガリバーの本部は、こうした事も把握しているようで、保証付きの販売を推奨しています。
またガリバーは、買取のイメージが強く、自分の車を売りたい!というアクセスは、多いのですが、中古車を買いたい!というアクセスはGOOやカーセンサーに流れると思います。
なので逆に言えば、穴場的な情報もあります。
在庫車の台数は少ないですが、思わぬ掘り出し物に出会う可能性もあります。
しかし業者オークションへ出品されて無くなってしまうスピードも普通の中古車販売店よりも早いので見つけたらまずは電話してみることが重要です。
4:インターネットで買う
最近、最も伸びてきているのがネット検索ですね。
なんといっても家に居ながらにして全国ほぼ全ての中古車を検索できますから。
メールで欲しい車をあらかじめ登録しておけば、見つかり次第、連絡をくれる、なんて業者もあります。
カーセンサー
例えばリクルート社の自動車情報誌のサイトが有名なカーセンサーですね。
Yahoo!の中古車情報なども、ここの情報ですね。
カーセンサーでは一般ユーザーが、安心して購入出来るような試みを、色々導入しています。
全車の走行距離や修復歴(事故車)の表示、車体番号の表示などもカーセンサーがいち早く導入したものです。
ポイントは目当ての車を見つけたら、経費を含めた見積を取って比較してみることです。
カーセンサーでは、今まで不透明だった、諸経費の部分にメスを入れる為に、諸経費を含めた、総額表示を推奨しています。
GOO

カーセンサーと並ぶ大手の、中古車情報サイトがGOOですね。中古車登録台数約30万台!こちらも様々な試みをしています。
例えばサイトの無料会員になる事で、7つのサービスが無料で受けられます。
オートバイテル

オートバイテルはカーセンサーやオークネットなどと提携することで、こちらも30万台以上の掲載を誇っています。
新車購入支援サイトがメインでサイトを通して新車の見積も出来ます。
通常のディーラー店頭での商談と違って、しつこいセールスを受けることなく、メールで値引き交渉が出来るのはいいですね。
なので新車と新古車の価格を比較したりすることも出来ます。
5:オークション代行店

オークション代行店はとにかく安い事がメリットです。
店舗や在庫を持たず値段勝負ですね。なので安くなければあまり意味はありません。
オークション代行店は、保証もなく、資金も不十分でトラブルが多いという事も事実でしょう。
なので、事前にちゃんと相場を調べておくことも重要ですし、保証内容を確認することも重要です。
オークション代行店から購入する場合には「購入後に起きたトラブルは自己責任」と言う事を理解した上で購入しなければいけません。
ひとつ裏ワザは一般の「中古車販売店」を通して、保証付で買う方法です。
少し高くなりますが、親しい中古車屋さんや希望の車種が無い場合など「オークションで取り寄せてよ」と言えば応じてくれるかもしれません。
もちろんその場合も保証内容は契約書に記すことが重要です。
6:ネットオークションの注意点

ヤフオクなどでも最近は中古車の流通量が増えています。
アマゾンも参入するといいますので、ネットを介したクルマの個人売買は今後ますます増加の傾向にあるといえるでしょう。
メリットはもちろん安いことです。店舗や中間業者のコストを省いているから当然ですね。
しかしトラブルも多いです。基本素人同士なので名義変更や思わぬ諸費用追加(自動車税・リサイクルチケット)などの落とし穴もありますし、保証もありません。
さらに厄介なのが素人のふりをした悪徳業者の存在です。
普通の中古車業者が個人のふりをしていかにも安く出品していますという体で迫ってきます。
車両本体価格だけを大きく表示したり、エンジンの不具合を隠して(一時的に添加剤などでカバー)するなどして程度の悪い不良在庫をさばくわけです。
事故車だったりメーターが巻き戻されていても、なかなか素人には見分けが付きません。
なのでよほど詳しい人や売主が後々まで連絡が取れそうな社会的信用の高い人などの場合以外はあまりお勧めできないのが現状です。
番外:遠方から買う時リスクを減らせ!
中古車を買う場合の基本はなんといっても実物を見ることです。
どんなプロでも実物を見に行ける場合は、必ず見にいくといいます。
では、どうしてもいけない場合はどうするか?
まず、販売店がどんな中古車屋さんか?徹底的に調べます。
2ちゃんの情報はもちろん、タウンページに電話番号が掲載されているか?独自のホームページを持っているか?Googleの地図に載っているか、グーグルアースで建物の大きさや展示場の規模を確認してみる事も重要です。
またGOOやカーセンサーなどに掲載されているか?インターネットで調べられることは全て調べるぐらいの覚悟が必要です。
もちろん電話の応対、口調、フェイスブックなどのSNSでオーナーの素性を探ってみるのもいいですね。
ここまですれば詐欺的な販売をしている業者なら何らかのアラが出て来るものです。
以上、中古車探しのコツでした!