シトロエン C5 初代 2.0 3.0 セダン ブレーク
マイナー前後 中古車選び 選び方 コツ どれに乗り換える?

後期セダン
初代のC5は2001-2007年のクルマです。
2004年に大規模なマイナーを受けています。
エンジンは2.0直4と3.0V6の2種、ボディはセダンとブレークがあります。
さてその中からどれを選ぶか?
中古車選びの難題です。
C5の選び方 コツ
今の時期、乗り換えるなら、ズバリお勧めは後期の2.0です!
ボディはブレークの方が使いやすいですが、相場が20万ほど高いのとセダンの方がわずかに遮音や剛性が高く乗り味が少しずついいので荷物の少ない人はセダンがおすすめです。
私はこのクルマ全ての年代のボディとエンジンに乗ったことがありますが、後期の2.0が一番乗り心地がいいです。
それはもう他のクルマとは全く違うレベルにあります!なんと言ってシトロエンのハイドロですから!
中古車でもその乗り味は普遍です。
あらゆる路面はペルシア絨毯を敷き詰めたようにマイルドになります。
その点3.0は僅かに硬くハーシュネスを感じます。
乗り換えた人でないとわからないレベルかもしれませんが直接比べるとわかります。
前期もいいですが、後期は一段と洗練されています。
価格差もさほどないですし、何より新しい分故障も少ないので選び方のコツは後期型が狙い目です。

前期のセダン
C5は新生ジャック・カルヴェの時代のシトロエンです。故にハイドロはいえステアリングやブレーキは別系統のハイドロⅢですね。
それでもブレーキは並のクルマよりもストロークは短く、ステアリングも癖のあるものです。
慣れるまではちょっとコツがいります。
ハイドロの真価は例えば高速道路で大きなうねりを超えたような時に発揮されます。
まるで猫が箪笥の上から飛び降りた時ようなしなやかさと長いストロークで音も無く収束します。
まるで何事も無かった素振りで・・。
ハイドロは中古車になると故障が心配という人も多いですが、C5に限ってはまったく心配は要りません。
普通のクルマからも安心して乗り換え出来るクルマです。
特に後期の2.0は従来ハイドロの弱点とされた細かな不整や路面のつなぎ目のハーシュネスを完璧に抑え込みました。
まるでクラウンのようなあたりの優しさと、同時に高速で飛ばしている時のBXのような強靱さを両立しています。

前期ブレーク
そしてこのボディは素晴らしくゆったりとしています。
ブレークの収納力はもちろんですがセダンのそれもリアがハッチになっているのでワゴン並みの使い勝手の良さがあります。
日本の同クラスのクルマから乗り換えるとそのスペースと使いやすさに驚くはずです。
中古車選びのプロも絶賛の1台です!
このソフトで大型のシートは古いフランス車の特権ですね。これがあれば何もいらないとさえ思えます。
こんなクルマが安く買えるのが中古車選びの醍醐味ですね!
後期ブレーク
C5の選び方
エンジンによる価格差は10万ほど、ボディによる価格差は15-20万、前期と後期では30万ぐらいです。
お勧めは、後期の2.0セダン、ブレークです。
相場:(ブレークは15-20万高)
2.0前期 2001年 20万-
3.0前期 2001年 30万-
2.0後期 2004年 50万-
3.0後期 2004年 60万-