アヴァンタイム ルノー 中古車選び コツ 異端の博物館物件
今がおいしい時期?

99年のジューネーブショーでコンセプトカーとして出品された時はその奇抜なスタイルからまさか市販されるとは誰もが思っていなかったようですが、そのまさかをやっちゃうのが当時のルノーであり、このクルマをデザインした鬼才パトリック・ルケマンなのですね。
2001-2003年に発売されたルノー・アヴァンタイムの総生産台数は8,557台。
日本での販売台数は僅か206台!
中古車として流通している数はほんの数台ですね。
こんな希少車でなおかつ程度のいいのを見つけるのが中古車選びの醍醐味ですね!
独特の機構を持つボディはこうしたボディワークの経験深いマトラの生産です。
シルバーの部分はアルミです。
Cdは0.34と優秀。
ボディはエスパスがベースのFFで、エンジンは3.0、V6(210ps/6000rpm、30.0kgm/3750rpm)。
サスペンションはエスパスとほぼ共通で、F:マクファーソンストラット、R:トーションビーム、
パナールロッドが横方向の入力を受け持ち、トーションビームの捩れを利用する半独立で、ルノーの例に漏れず横方向の剛性が高く安心感の高いハンドリングを実現しています。
乗り心地はこのしっかりしたスタビリティーをベースに固めの足が与えられ、フラットな乗り味となっています。
個人的にはもっとシトロエン的にソフトな設定でもいいと思いますが、当時の技術ではこの大型のクーペを成立する事は難しかったのでしょう。
特徴的なボディはエスパスよりも剛性を高めたとはいえ、乗ると少し軋みます。
しかし中古車になっても意外とその進行は少ないので気にするほどでもないと思います。
エンジンも古いユニットなので燃費もレスポンスも現代の基準からすると物足りないです。
しかしこれもアヴァンタイムにとっては些細な事です。
いささか古いハードとこのぶっ飛んだ未来志向のスタイリングのアンバランス、これを愉しめるぐらいに心に余裕のある人のクルマです。
中古車選びのコツを熟知した達人です!

このポジションからの独特の景色の眺めは小田急ロマンスカーと言われています。
こんな中古車は他にはありません!
この快感を知ると乗り換え出来なくなるかも!
シートも最高ですね!フランス車らしくサイズはたっぷりしています。
このシートベルト内蔵の丈夫なフロントシートは1脚50万もするそうです!
Bピラーの無いリアシートからの眺めも独特の開放感あふれるものです。

この大型のピラーレス2ドアクーペとい何とも贅沢な成り立ち、
こんな特異な4人の為の贅沢な移動空間は今後なかなか現れる事は無いでしょう!
アヴァンタイムの選び方
Q:こんなクルマの選び方、コツは?
A:見つけた時が乗り換え時?
中古車選びの達人向けの上級物件です!
新車価格は500万円
相場:2003年-、82-155万までの6件しかありませんでした(2014/11)
大事に乗れば値下がりしませんね!なんせ206台ですから!